エージェントとは何ですか?
A: 旧建設省は、平成12年10月、「情報化時代の不動産取引においては、消費者側に立って情報判断をサポートする『バイヤーズ・エージェント』のような新たな業態を育成する等総合的な検討が必要。」と将来の不動産取引に対しての方針を説明しています。
インターネットの発達により、売主、買主の直接取引や買主側業者不在の取引は現実化してきています。全国不動産取引エージェント協会は、このような背景を元にエージェント業務の普及と、社会への貢献を目指し、発足いたしました。
エージェントは、不動産業者ですか?
A: はい。
本会のエージェントは不動産業者であり、独立した事業者です。
エージェントの料金はいくらですか? 料金表などはありますか?
A: 個々の物件特性、取引の難易度により異なります。また、各エージェントによって料金は異なりますので、いくつかの会社で比較検討されることをおすすめします。
エージェントが、代理人として契約行為を行なうということでしょうか?
A: いいえ。エージェント=代理人と訳されますが、お客様と代理契約をして、売買契約その他を行なうということではありません。契約等は、あくまでお客様の判断によりお客様ご自身が行なうもので、エージェントは、助言、補助により取引成立のお手伝いをするだけです。
エージェントは、買主の味方なのですか?
A: 基本的に、不動産売買で不利益を蒙る可能性が高いのは買主です。したがって買主の味方というのは間違いではありませんが、売主の無知につけこんで、一方的に有利な取引を行なうということはありません。
売主・買主双方に誠実かつ公正な業務の遂行に努めることは「宅地建物取引業」の倫理綱領にうたわれています。
エージェントは、売主・買主双方の代理人になることができますか?
A: 双方より承諾をいただいた場合は、双方代理が可能です。
取引に不動産業者が介在する場合(当事者または仲介)でも、調査業務などをエージェントに依頼できますか?
A: はい。そのような場合でもお役に立てるはずです。